27.農機具を揃える
家庭菜園的な面積数アールの畑の場合と10アール以上の畑の場合とでは農機具の揃え方にもおのずと違いがでてきます。私の知人で数アールの自給用の畑を耕している人は、耕耘はすべて平鍬と万能(刃の爪が3~5本ついた土起こしに適した農具)と唐鍬(刃が厚く木や竹、笹の根を切るのに威力を発揮する)でやっています。特に唐鍬は刃が重い分だけ雑草とりには適しています。鍬の自重を利用して軽く土の表面を削るだけでしつこい雑草も簡単にとれます。
鎌は3種類用意したらいいでしょう。刃が外側についている草刈り用のもの。刃が内側についていていくらか厚手の篠竹や小枝を切るのに適したもの、それに作物の近くの雑草を丁寧にけずり取る小鎌。このほかに通称〈無精鎌〉という立ち鎌(ホー)があります。刃先が平らないしはV字形の長い柄が付いているもので、立ったままで雑草の生えた土の表面を削ることができます。つえ代わりにホーを持って畑の見回りをしながら、その都度畑の表面を削っていると、草も生えずにすみます。
問題は耕耘機です。トラクターは数十馬力の大型からのから十数馬力の小型のものまでありますし、自動耕耘機(ハンドトラクター)、ティラー、豆トラ、管理機(作物と作物の間の畝間を耕す機械)などもあり、畑の規模によってどれを取得するかは悩むところです。いずれにせよ先ずは中古品を顔見知りの農機具店に探してもらうと良いでしょう。トラクター以外のものは小さいだけにそれだけ機械操作に力がいります。それと、耕した後に轍が残るので、表面を平にする整地用のレーキ(櫛の歯のようなものがついた長柄の農具)という器具がいります。
堆肥や土を運むのに一輪車が1台あったほうがいいでしょう。ホームセンターで買えば、そんなに高いものではありません。それと、どうしても家や畑の周辺にはびこる雑草を刈るのにエンジン式の刈り払い機が必要になってきます。堆肥の材料を集めるのに熊手とともになくてはならない常備の器具と思ってください。
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