13.地下にも注意
新しく始める田舎暮らしがアパート住まいであるという人はまずいないでしょう。本格的な農業を志向するにしろ家庭菜園を楽しむにしろ、自分の畑で穫れた作物で生活したいと考えるのがふつうです。つまり家屋の周りに一定の広さの土地があることが条件となります。
しかし、条件はそれだけではありません。地形なり方角なり日照の有無なりは見ればわかることですが、問題は土地の、つまり土壌の性質です。大根や人参などの根菜類は軽い土質が適していますし、玉ねぎなどはどちらかと言えば粘土質の重い土質を好みます。
20年ほど前になりますが、私の知人の若夫婦が農業で生活しようと30アールほどの雑地を購入しました。集落の位置や地形が申し分なかったので、その土地を得たときには将来への希望が開けそれは喜んでいました。ところが、トラクターを買って耕耘してみてわかったのですが、土地全体が粘土性の壁土だったのです。やむなくその場所はブドウ畑にし、野菜畑は家から離れたところに数カ所、別に借りざるをえませんでした。
私の家からさほど離れていないところに数年前に不動産屋から土地を購入して住まわれた人がいます。家庭菜園のほうはそこそこうまくいっているのですが、井戸水にお茶を入れると、その澄んだ水がたちまち紫色に変色するのです。お茶のタンニンと鉄分が反応したことによるもののようです。売った不動産屋は土地造成にあたって産業廃棄物らしきものを埋めたためだということがあとでわかりました。
つまり土地を選ぶときは、地上だけを見ずに足下深くにも思いを馳せる必要があるということです。地面に直接柱を立てるときに使う掘穴り器という便利な道具があります。柱の太さ分の土をつまみ出し丸い穴が深く掘れるのです。この道具で深さ50cmほど穴を掘れば、その土質はほぼわかりますし、異物が埋められているかどかもおよその見当はつくものです。
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投稿: 田舎暮らしHP作りました。 | 2006年7月 5日 (水) 18時31分